青山剛昌先生が選ぶ「名探偵コナンを支えた３曲」とは？

ミステリーあり、サスペンスあり、ラブコメあり、アクションありで、今や老若男女様々なファン層からの人気の名探偵コナンシリーズ。

2021年7月3日には作者の青山先生が日テレ系「日テレ系音楽の祭典【THE MUSIC DAY ～音楽は止まらない～】」にVTR出演され、青山先生が選ぶ「名探偵コナンを支えた3曲」について語られました。作品を支えた3曲とはどんな曲なのでしょうか？　本記事で解説いたします。

青山先生が選ぶ「名探偵コナンを支えた3曲」とは？

青山先生が紹介されたのは以下の3曲です。

それぞれ解説いたします。

1.The Collectors「愛ある世界」

こちらは青山先生が「コナンの主題歌」とおっしゃっていた曲です。
(実際にアニメ主題歌に採用されてわけではなく、コナンという作品の成り立ちに寄与した曲という意味)

前作“YAIBA”(※1)の連載終了後、当時アシスタントにおすすめされ、
この曲からインスピレーションを受けて、コナンが生み出されたそうです。
曰く「ラブコメになったのはこの曲がきっかけで。ミステリーだけどラブコメにしようと」「コナンのファンにも聴いて欲しい」とのこと。
“LOVE”というフレーズが、30回近くも登場する曲です！笑

2.The Bule Hearts「1001のバイオリン」

この曲は辛い時に背中を押してくれ、漫画家としての青山先生を支えくれた曲であるとのことです。
「一番はどれだろうって言ったらこれですね」「漫画家が聴くと誰もが良いと思う」とおっしゃっていました。

漫画の週刊連載というのは、私たちが思っている以上に過酷な重労働で
コナンほどの人気作となれば精神的なプレッシャーも計り知れないと思われます。
この曲が青山先生を励まし、コナンという作品が生み出されていると考えると、ありがたいですね！

3.倉木麻衣「Secret of my heart」

アニメ版コナンのエンディングテーマになった曲です。
コナンの主題歌と言ったら倉木麻衣さんですよね。
倉木麻衣さんは「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」としてコナンに関するギネス記録を保持してらっしゃいます。
倉木麻衣さんの透き通った歌声とはかなく切ないメロディが
作中に描ききられていない、ヒロイン蘭ちゃんの心の機微を表現しているようで、
視聴者からしてもコナンにぴったりの曲ですよね。

コナンが好きな曲は何？

番組の中で、(元)嵐の櫻井翔さんがコナンの作品の世界に、アニメキャラクターとして登場する一幕がありました。
櫻井翔さんがコナンの好きな曲を訪ねると、コナンは米津玄師さんの“Lemon”が好きと答えていました。「特にサビの所の歌詞が好き」「蘭姉ちゃんと一緒に聴いている」とのこと。

なぜ”Lemon”なんでしょうね？
本編に「新一はレモンパイが好き」という話が出てくるエピソードがありましたが、そこと結び付けているのかもしれません。（※実際には新一はレモンパイが好きなわけではなく、これは蘭を恋敵とみた女の先輩が、蘭に対して「あなたの知らない新一を知っているわよ！」という意味を込めて、あてつけで言ったでまかせなのですが……）

コナンファンはＭＵＳＩＣＤＡＹを要チェック！

実はMUSIC DAYとコナンのコラボレーションは今回が初めてではありません。」
毎年コナンとのコラボが土曜日のコナンの放送時間帯にかならずあるのです。

2019年の放送では、倉木麻衣さんが出演し、
「お気に入りキャラクターはコナンくん」「理想の男性」「愛くるしくて、最後まで諦めず夢に向かい、仲間を大事にして助け合いながら、一つひとつ解決していく頭のスマートさがかっこいい」と熱弁されていました。また阿笠博士のダジャレも好きなのだそうです。
「今度はコナンや蘭と一緒に歌を作れたら」とさらなるコラボにも意欲をみせてらっしゃいました。青山先生や担当アーティストの裏話が聞けるMUSIC DAYはこれからも要チェックですね！

まとめ

以上のように青山先生が選ぶ「名探偵コナンを支えた3曲」は
1. The Collectors「愛ある世界」
2.The Bule Hearts「1001のバイオリン」
3.倉木麻衣「Secret of my heart」
でした。
漫画にインスピレーションを与えるものとして、漫画家の過酷な仕事を続けるための心の支えとして、作品を補強する演出として、名探偵コナンという作品と音楽は切っても切れない関係のようですね！