トリプルフェイスの男と呼ばれる名探偵コナンの大人気キャラクター「安室透」!
初登場が2012年と比較的新しいキャラクターなので馴染のない方もいるのではないでしょうか。しかも「安室透」「バーボン」「降谷零」と3つの呼び名がある為、困惑してしまう方も多いですよね?
ここでは「安室透」とはどんな人物なのか順を追って解説していきます。
名探偵コナンの安室透とは何者なのか?
初登場は『ウエディングイブ(前編)』(単行本75巻、アニメ667話)
小五郎の友人の依頼で浮気調査をする29歳の私立探偵として登場しました。その後、小五郎の推理に感服し、弟子入りを志願。
現在は毛利探偵事務所の下にある喫茶ポアロでアルバイトをしながら小五郎と共に現場に行く事もしばしば。明るくて人懐っこいイケメンなので女性客達からはモテモテらしく、ポアロの看板娘・榎本梓が嫉妬の対象になってしまう程。
そんな安室透ですが、FBI捜査官・赤井秀一とは何やら因縁があるようです。いつも冷静で慎重な安室ですが赤井が関わってくると態度が一変。感情むき出しの表情を見せ冷静さを失う事もあります。
名前の由来は原作者の青山剛昌先生がガンダムファンだったため、主人公「アムロ・レイ」と声優をつとめる「古谷徹」さんから取って名付けたそうです。
名探偵コナンの安室透の正体バレる回は何話?
トリプルフェイスの男と呼ばれる安室透には正体がばれる回が2回あります。
安室透の正体バレる回:1回目
1回目は『漆黒の特急(ミステリートレイン)(終点)』(コミック78巻、アニメ704話)
この時は黒の組織の一員・バーボンとして自ら正体を明かします。情報収集及び推察力と洞察力にたけていたバーボンは、灰原哀こと宮野志保=シェリーを捕らえる為に組織が送り込んだ人物でした。コナンの機転により灰原哀は無事でしたが、この時点では安室透は敵側として認識されます。
安室透の正体バレる回:2回目
そして2回目はコミック85巻、アニメ783話『緋色の真相』
その前から「ゼロ」と言う言葉に反応したり、コナンが「敵だよね。悪い人たちの?」と聞いている事からバーボンが安室透だと分かってからもまだ秘密がある伏線がいくつもあります。この降谷零と言うのが彼の本名です。
名探偵コナンの安室透の偉業とは?
安室透をメインキャラクターにした劇場版22作目『ゼロの執行人』は興行収入約92億円を突破しました。SNSでは100億円突破を目指しての呼びかけが行われ、映画館に通い詰めるファンが続出。
その訳は、彼が劇中ではなった「僕の恋人はこの国さ」と言う台詞が多くの女性ファンのハートを鷲掴みにし、一気にファンの数が急上昇したためと言われています。安室ファンの女性を「安室の女」と呼んだり、彼の本名である『降谷』のハンコが爆売れするという事態にもなりました。この名字は全国に30人程しかいない為、専用フォームが開設されたそうです。
映画が公開された2018年の《アニメ流行語大賞》では金賞に「安室透」、銀賞に「安室の女」が選ばれる快挙を成し遂げました。
主題歌は福山雅治さんが担当され、福山さん本人が脚本を読み、書き下ろした『零‐ZERO‐』は一部のファンから「安室ファンにとっての国歌」と揶揄されています。
安室透のスピンオフとは?
大人気の安室透のスピンオフ作品は2つあります!
「ゼロの日常(ティータイム)」
安室透を主人公にした公式スピンオフ作品『ゼロの日常(ティータイム)』
青山剛昌先生が原案で漫画は新井隆広さんが手掛け、コミックは4巻まで発売されています。
安室透の目線だけでなく、彼の公安警察の部下である風見裕也の目線で描かれる話もあります。
「名探偵コナン 警察学校編」
もう一つ、安室透こと降谷零・松田陣平・伊達航・荻原研二・諸伏景光の警察学校時代を描く『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』
ことらも原案・青山剛昌、漫画・新井隆広で描かれ、上下巻でコミックが発売されています。
2022年の映画は彼らがメインで描かれるのでは?と言われています。
まとめ
「安室透」とは私立探偵として登場しましたが、のちに黒の組織の一員「バーボン」だと自ら正体を明かすものの、彼の本当の名は「降谷零」警察庁の公安捜査官として黒の組織に潜入捜査しているトリプルフェイスの男です。そしてFBI捜査官・赤井秀一に因縁をもつ男です。
もっと知りたい!安室透の謎が分かる1冊!
収録エピソード
○ウエディングイブ
○密室にいるコナン/謎解きするバーボン
○甘く冷たい宅配便
○ギスギスしたお茶会
○緋色シリーズ(序章・追求・交錯・帰還・真相)
○仲が悪いガールズバンド
○裏切りのステージ
「警察学校編」や「ゼロの日常」などのスピンオフも
もちろん「名探偵コナン」本編もこちらで読めます!