名探偵コナンに登場する灰原哀というキャラクターの声優が誰かご存じですか？
20年以上続く『名探偵コナンシリーズ』ですが、いつからか声優が変わったと言われるようになりました。
なぜこのように言われるようになったのでしょうか。
今回は、『名探偵コナンシリーズ』において、主要なカギを握る灰原哀というキャラクターについて、そして、実際に彼女の担当声優は変わったのかについてご紹介していきたいと思います。
灰原哀役の声優は変わった？
結論から言うと、灰原哀役の声優は変わっていません。
アニメが始まった当初から、ずっと変わらず林原めぐみさんが担当されています。
20年以上続くアニメ『名探偵コナン』ですが、声優さんの交代が極めて少ないアニメとも言えます。
ではなぜ灰原哀の声優が変わったと言われているのでしょうか。
ここからは、灰原哀というキャラクターについて、そして声優が変わったと言われている理由について解説していきたいと思います。
灰原哀役の声優が変わったと言われる理由
ここからは、灰原哀役の声優が変わったと言われている理由について解説します。
灰原哀とは灰原哀/宮野志保（シェリー）
醒めた瞳で口数が少なく、常に冷静沈着。コナンにも負けない優れた頭脳と行動力の持ち主の灰原哀。
その本当の正体は、宮野志保。黒の組織の所属する研究員であり、18歳にして天才科学者。組織内でのコードネームはシェリー。
両親の研究を受け継いで、APTX4869を復活させる一方で、組織から命じられて別の薬も作っていました。
姉・宮野明美が殺害されたことを知り、自分も死を覚悟して隠し持っていた薬を飲むと彼女の体は幼児期に後退化。
かくして、彼女は外の世界に踏み出し、工藤邸の前で倒れているところを阿笠博士に保護されました。
初めは目つきが悪く不愛想な性格が相まって、何もかもに心を閉ざし、孤立していましたが、阿笠博士、コナンや少年探偵団たちと関わっていくうちに、人間味を取り戻し、だんだんと心を開いていきます。
そして、持ち前の分析力や捜査能力を駆使して、いつしかコナンとともに事件の解決に立ち向かうようになっていきます。（コナンからのむちゃぶりを受けることも多々ある。）
灰原哀の名前の由来とは？
名前の由来は、“灰”はコーデリア・グレイ、“哀”はV・I・ウォーショースキーから。いずれもミステリー史上に輝く、痛々しいまでにひたむきな正義を求めた女探偵の名前です。
コーデリア・グレイは、P・D・ジェイムズによる小説『女には向かない職業』および『皮膚の下の頭蓋骨』に登場する架空の女探偵。母親は彼女を出産の１時間後に亡くなる。最初の事件では事件後の隠ぺい工作を手伝わされたり、井戸に落とされるなど散々な目に遭う。
しかしそのひたむきに頑張る健気な姿が今でも読者の高い人気を得ています。
V・I・ウォーショースキー
サラ・パレツキーが創作した女探偵。
持ち前の気性の激しさ、直情径行なところ、独立心の旺盛さから何度も危険な目に遭うが、凶悪犯、詐欺師、男性至上主義といった面々に最終的には打ち勝つところが読者の共感を呼んでいます。
この二人の背景を鑑みると、灰原哀のキャラクター性がきれいに重なっていることが良くわかりますね。
灰原哀の声優が変わったと言われる理由は？
なぜ灰原哀の声優が変わったと言われているのでしょうか。
その大きな理由は、灰原哀のキャラクター性が変化したことによるものだと言われています。
林原さん曰く、灰原哀を演じていくうちに、初めは何もかもに心を閉ざしていた彼女が、阿笠博士の温かさや屈託のなさにじわじわと癒されて人間味を取り戻していったり、同じ境遇の工藤新一（江戸川コナン）と秘密を共有することで一人じゃないという感覚もあったそうです。
こういった環境や心境の変化があったことにより、灰原哀というキャラクターの方向性を考慮した結果、声の雰囲気が変わったため、声優が変わったのではないかと言われるようになったようですね。
ちなみに、林原さんによると身体が大きい姿でも小さい姿でも演技はあまり変わらないそうです。
しかしながら、物理的に声帯が細い関係で子ども姿を演じる時には声のトーンを少し上げているようです。（林原さんご本人のインタビューより）
灰原哀というキャラクターの人間味をどのように表現していくか、今後も楽しみですね！
灰原哀役の声優・林原めぐみさんのプロフィールは？
次に、灰原哀役を演じている、林原めぐみさんについてご紹介します。
林原めぐみ
1967年3月30日生まれ。日本の女性声優、歌手、ラジオパーソナリティ、作詞家（MEGUMI名義）、エッセイスト。
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デビュー以来長年にわたり、人気声優として多彩な分野で活躍。第３次声優ブーム（1990年代半ばから後半にかけてのことを指す）の源流かつ最も代表的な人物。
特に歌手活動においては、声優がレコード会社と専属契約する先駆者となり、本格的かつ継続的な活動を行ったことで、“声優アーティスト”の礎を築きました。
そして、多くの若手声優からの憧れの存在であり、同世代の声優からも絶大な人気を誇る声優です。
性格は明るく前向き。もともとは、元気いっぱいな前向きキャラクターを多く演じていたのですが、『エヴァンゲリオンシリーズ』で綾波レイ役を演じて以来、クールでミステリアスな役も多くなってきました。
しかしながら、ガヤ録りになると謎のおばちゃんになっていろいろと話しかけてくるなど、持ち前の活発な面を見せることもあるそうです。
＜林原めぐみさん出演の主な代表作＞
『ポケットモンスターシリーズ』 ムサシ役
『エヴァンゲリオンシリーズ』 綾波レイ役
『らんま1/2』 早乙女らんま役
『シャーマンキング』 恐山アンナ役 など
まとめ
・灰原哀の声優は変わっていなかった。
・灰原哀はコナンと同じく薬を飲んで小さくなった姿、本名は宮野志保、黒の組織に所属する科学研究員であり、コードネームはシェリー。
・灰原哀の声優が変わったと言われていた理由は、灰原哀のキャラクター性の変化により、担当声優の林原めぐみさんも声あての雰囲気を変えたからだった。
灰原哀の声優が変わったのではないかと言われていることにはしっかりとした理由がありましたね。
七色の声で演じ分けることができる声優さんの演技力の高さ、表現力の幅広さが分かり、改めて声優さんのすごさが分かったのではないかと思います。
ミステリアスだけど、おちゃめな一面も持つ灰原哀の魅力、そして彼女を演じる林原めぐみさんの魅力が伝わると嬉しいです。
灰原哀が活躍する劇場版名探偵コナン３選！
劇場版名探偵コナンシリーズ第５作目
「映画 名探偵コナン 天国へのカウントダウン」
劇場版名探偵コナンシリーズ第20作目
「映画 名探偵コナン 純黒の悪夢」
「映画 名探偵コナン 緋色の弾丸」
劇場版名探偵コナンシリーズ第24作目
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